「伊織くん、今日も大好きです!付き合ってください!」

私は毎日叶うはずのない思いを好きな人に告げている。

今日も通学途中の彼に思いを伝えるけど

案の定私の事をチラッと見ただけですぐに
歩き出してしまう。

それでも私は構わず話し続ける。

昨日あった小テストの話

昨日起きたおもしろいこと

今日ある授業の話

近々あるテストや体育祭の話

私自身はいくら喋っても話は尽きないし

好きな人と居られるだけで楽しいけど

伊織くんは微塵も興味がなさそうで私の方に目を向けることもない。