突然出会った中東の王子様にときめいたまま、私はチェックインカウンターへと向かった。
この地方特有の暑さで感じた立ち眩みも、冷房の効いたターミナルの中ではすぐにおさまった。
「To Narita」
チェックインカウンターでパスポートを提示するとすぐにスタッフが現れ、出国審査とラウンジまでのルートを説明してくれる。
でも、その視線にどことなく冷ややかさを感じた。
「Going to the loungefor the first time?」
「no」
ラウンジの場所と利用方法を説明しようとしたスタッフは私の答えを聞いて説明を止めた。
おそらく、決してお金持ちには見えない私が正規料金で100万円以上するファーストクラスに乗るのは不釣り合いに見えたのだろう。
まさか初めてではないという答えが返ってくるとは思わなかったようだ。
「Ok.thank you」
私も事務的に手続きを済ませると、カウンターを離れた。
この地方特有の暑さで感じた立ち眩みも、冷房の効いたターミナルの中ではすぐにおさまった。
「To Narita」
チェックインカウンターでパスポートを提示するとすぐにスタッフが現れ、出国審査とラウンジまでのルートを説明してくれる。
でも、その視線にどことなく冷ややかさを感じた。
「Going to the loungefor the first time?」
「no」
ラウンジの場所と利用方法を説明しようとしたスタッフは私の答えを聞いて説明を止めた。
おそらく、決してお金持ちには見えない私が正規料金で100万円以上するファーストクラスに乗るのは不釣り合いに見えたのだろう。
まさか初めてではないという答えが返ってくるとは思わなかったようだ。
「Ok.thank you」
私も事務的に手続きを済ませると、カウンターを離れた。



