「葉月先輩。橘くんのこと、本当にありがとうございました」
改めてお礼を言うと、わたしは葉月先輩に向かって深々と頭を下げた。
「水元に礼を言われるようなことは、なにもしていない」
「ほんとさあ、遠回しすぎて全然伝わらないのが悲しくなってくるよね。ちょっとは素直にならないと、後悔しても知らないよ?」
「なにを言ってるのか、意味がわからん」
「はいはい、わからなくて結構ですよー」
そう言うと、五藤先輩は再び読みかけの雑誌に目を落とした。
「それで? まだなにか用か?」
机の前に立ったままのわたしに向かって、葉月先輩が問いかける。
「葉月先輩。少し休んでください。顔色が……とても悪いです」
わたしの顔を少しの間見つめたあと、葉月先輩は無言で立ち上がろうとして、少しふらつき、机に手をついた。
「あんまりムリしないでください。なんの役にも立たないかもしれないけど、わたしも、先輩のお役に……ううん、この学園のみんなのために、お手伝いさせてください」
「君は本当に……いや、すまない。少しだけ、休ませてくれ」
「もちろんです」
改めてお礼を言うと、わたしは葉月先輩に向かって深々と頭を下げた。
「水元に礼を言われるようなことは、なにもしていない」
「ほんとさあ、遠回しすぎて全然伝わらないのが悲しくなってくるよね。ちょっとは素直にならないと、後悔しても知らないよ?」
「なにを言ってるのか、意味がわからん」
「はいはい、わからなくて結構ですよー」
そう言うと、五藤先輩は再び読みかけの雑誌に目を落とした。
「それで? まだなにか用か?」
机の前に立ったままのわたしに向かって、葉月先輩が問いかける。
「葉月先輩。少し休んでください。顔色が……とても悪いです」
わたしの顔を少しの間見つめたあと、葉月先輩は無言で立ち上がろうとして、少しふらつき、机に手をついた。
「あんまりムリしないでください。なんの役にも立たないかもしれないけど、わたしも、先輩のお役に……ううん、この学園のみんなのために、お手伝いさせてください」
「君は本当に……いや、すまない。少しだけ、休ませてくれ」
「もちろんです」



