生徒会所属膝枕係!?

「ああ、前の学校の子」

「なんだよ、カノジョ持ちかよー」

 ニヤニヤしながら橘くんを肘で小突く。

「違うわ。なに言ってんだよ」

「そんじゃ、邪魔者はさっさと消えるから。ごゆっくりー」

「おう、またあしたなー」

 軽く手を振ると、もう一度橘くんはわたしの方を見た。


「ごめんな。悪いヤツじゃないんだけど」

「ううん。すごいね、橘くん。もう新しい学校に馴染んでるんだね」

「まあな。せっかくチャンスをもらったんだし。俺も、前向きにがんばってかなくちゃなと思ってさ」


 チャンス……?


 わたしが戸惑いの表情を浮かべると、それを見た橘くんが首をかしげる。


「あの、わたし、橘くんは退学処分だって聞いて……それで、会長に『取り消してください!』って掛け合ったんだけど、全然聞いてもらえなくて、それで……」

「え、学園内での俺って、そんなことになってんの? マジかー。っつーか、あの人なに考えてんだろうな」

 そう言って、橘くんが苦笑いする。