柚菜〜初恋編〜

少しの間、沈黙が流れる


柚菜(本当の事って‥)


海の方を眺める柚菜



柚菜「あっ見て!雄太」


雄太「ん?」


遠くで花火が上がっているのが見える


柚菜「夏だから、花火大会かな?なんか得した気分だね!」


雄太と目が合う


雄太「綺麗だな花火」



柚菜「うん」



花火を見る二人



柚菜「私は、里依ちゃんて凄く素敵だと思う。好きな人に好きって言えるじゃん。ちゃんと向き合えてる。」



雄太は、少し不機嫌そうな顔をする



雄太「高瀬は、向き合わないの?ちゃんと。」



柚菜「私‥私は‥どうなんだろう。向き合い方がわからない」


雄太「ん?」


柚菜「よくわからない。」



雄太「難しく考えすぎじゃないの?」



柚菜「‥」


雄太「例えばさ、高瀬は誰かと一緒にいて、幸せだなとかドキドキしたりする事ないの?」



柚菜「あるけど‥」



雄太「相手がどう思うかも確かに大切だけど、その気持ちが一番大切なんじゃね?」



柚菜「まあ‥」



雄太「高瀬は、結局逃げてるだけだよな?」


柚菜「‥」


雄太「わかんないとかさ、結局傷つきたくないだけだろ?守りに入ってるだけだよな?」


柚菜「‥そうかもしれないけど‥だとしても、それがダメなの?傷つきたくないって思ったら駄目‥?」



雄太は、柚菜の横に座る