柚菜〜初恋編〜

夕方、渉が果穂の家に来て、柚菜は安心して果穂の家を出る




そのまま、待ち合わせ場所に向かう柚菜



待ち合わせ場所に行くと、夏美と紗弥が待っていた



夏美「え?なんで、柚制服なの?」


紗弥「帰ってないの?」


柚菜「あー果穂んとこにいた!」


夏美「大丈夫だった?」


柚菜「うーん。どうかな。でもいつもと変わらずにいてほしいって言うから、そうするつもりだよ?まあ、彼氏がいるから大丈夫だと思うよ?」


紗弥「彼氏がいるなら、少しは安心だね」



雅樹「おーい!」


遠くから、雅樹が手を振って歩いてくる


柚菜「こっちも彼氏が来たぞー」


夏美「僻むんじゃないよ!雅樹の後ろを見なさい!」



紗弥「あれって‥(はる)君?」


雅樹の後ろには、雄太と、春がいた。


柚菜「なぜあの3人?」


夏美はニヤニヤしながら、紗弥を見る


紗弥を見ると、恥ずかしそうに頬を赤らめている



柚菜「もしかして?」



紗弥「恥ずかしいから!夏美やめてよ!」


夏美は、ニコニコしながら雅樹の方に走って行く


柚菜「知らなかった!春が好きなんだね」


紗弥「うん‥」


照れる紗弥は凄く可愛い


柚菜「行くよ!紗弥!」



照れる紗弥を引っ張り、みんなと合流する


夏美は雅樹と手を繋ぎ、金魚すくいの方へ歩いて行く



四人になり、柚菜は紗弥と春を二人にしてあげたいと思うが、雄太を連れ出せずにいた