柚菜〜初恋編〜

次の日



教室に入ると、ザワザワしていた。



夏美「柚〜あれ」


夏美が走って来て、後ろの黒板を指差す




大きく相合傘が書かれている



貴洋 柚菜



ハートで囲われていた



柚菜「これ‥」



誰が書いたのか、すぐにわかった。



明らかに女子の字。



柚菜「里依ちゃんだ‥」


紗弥も柚菜の席に走り寄る


紗弥「センスがないよね。消してくるよ!」


柚菜「大丈夫だよ。消して変に紗弥が目つけられたら嫌だから。自分で消す」


黒板の方に歩く柚菜。


チラッと里依を見る


クスクス笑いながら柚菜を見る


柚菜(まじ性格悪すぎ‥)




貴洋「おっはよー」



後ろから元気な声がする




柚菜「おはよう」




貴洋「なになになに?相合傘じゃん〜」



貴洋は、黒板消しを持ち、サッと消す



男子「おいー消すなよ〜」

女子「恥ずかしがってるの?」



クラス中がザワザワしている



柚菜(めんどくさ‥)



柚菜は、正直どうでも良かったが、貴洋に申し訳ない気持ちになった



貴洋は「まあまあ」と言いながら消している



消し終わると、席に座る貴洋



柚菜「ごめんねなんか」



貴洋「大丈夫だよ気にすんなよ」


貴洋は相変わらず笑顔だった



柚菜「そうだね気にしても意味ないよね」



柚菜も笑顔になった