柚菜〜初恋編〜

谷口先生は、雄太と目を合わせて、手を上にあげる



谷口先生が指揮をする。それに合わせて雄太がピアノを弾く



柚菜「凄い‥」


見たこともない雄太の一面を見て、胸が高鳴るのを感じる


谷口先生「さあここから盛り上がるよ〜」


大きく腕を振ると、音も大きくなっていく




二人で一つの音楽を奏でている感じがした




演奏が終わる



柚菜は、自然に拍手をする



パチパチパチパチパチパチ



谷口先生「さあ高瀬さんがやるんだよ?」



柚菜「あっそうだった‥」


谷口先生「先生が高瀬さんの前でやるから、同じようにやってみよう」



柚菜「あっはい‥」



何度か同じようにやってみる



谷口先生は、楽譜の読み方もわからない柚菜に、わかりやすく教えてくれた




谷口先生「じゃあ次は、一人で」



柚菜「え??」



谷口先生「大丈夫!高瀬さんはセンスあるから自信持って!」




柚菜は、少し不安そうに、雄太の方に体を向ける


柚菜は雄太の目を見れない


曲が始まる



途中、谷口先生は、手を叩きながら「少し早くなってるよー」と言い、慌ててゆっくりにする



曲が終わる



谷口先生「二人なんかあったの?」



柚菜 雄太「え?」



二人は、谷口先生を見る



谷口先生「どうしたの?高橋君も急に雑になったし、高瀬さんも目を合わせないし。これじゃあ、駄目よ。皆が歌えないよ?先生は、職員室に行かなきゃ行けないから、少し二人で話しなさい。」




谷口先生は、音楽室を出ていく