柚菜〜初恋編〜

無理だってわかっていた


わかっていたから、余計辛かった



無言で電話を切り、電源を落とす



携帯を握りしめる



柚菜「なんでこんな話したんだろう‥」





数分後

柚菜の携帯にメールが届いた


雄太【高瀬、愛の家か家電教えてくれない?連絡がつかなくて】


柚菜【さっき連絡あった。今日はもう話したくないって。心配かけてごめんねって。落ち着いたらこっちから連絡するから待っててほしいって。】



返信を送り、柚菜は携帯をポケットに入れた。




次の日



紗弥が迎えに来て、学校に向かう


紗弥「ん?昨日もしかして泣いた?」


柚菜「え?なんで!?」


紗弥「目が腫れてる気がする」


心配そうに柚菜の顔を覗き込む紗弥


柚菜「気のせいじゃない?寝不足かも」


紗弥「なんかあったら、いつでも言うんだよ?」


柚菜「ありがとう」




教室に入ると、まだ雄太は来ていなかった


自分の席に座る



少しして、後ろから雄太の声がした


雄太「おはよー。」


柚菜「おはよう」


雄太「なあ‥愛大丈夫かな‥」


心配そうな顔で柚菜を見る


柚菜「多分‥連絡待つしかないと思う。」


雄太「そっか‥目腫れてない?」


柚菜は顔を背ける


雄太「なんかあった?大丈夫なのか?」


柚菜「うん。ただ寝不足なだけ」


雄太「そっか。」





二人はそれ以上話さなかった。