柚菜〜初恋編〜

それから毎日、電話で少しの時間話すようになっていた


お互い交代交代に電話をして、負担をかけないようにしていた。



夜になると、少しだけ外に出て、近くの公園に行く


雄太と話すのが楽しみだった



学校でも、雄太は、愛の話を柚菜にしてくる


休み時間、昼休み


二人は毎日愛の話で盛り上がる


話が先走りすぎて、一緒に住む家の間取りを考えたりしていた


雄太「もしも、一緒に住むなら、部屋は二つでいいかもね」


柚菜「こっちにベットかな?」


絵を描きながら考える


雄太「こっちにキッチンがいいな」


柚菜「ここにソファーかな?」


雄太「絶対ここ!」


社会の授業中


静まり返る教室


視線を感じ前を見る


先生「楽しそうだな? 高橋、高瀬?授業中だけど」



雄太 柚菜「すみません。」


二人は顔を見合わせて笑う



柚菜は、毎日楽しくて仕方なかった。


そんなある日


祖父に殴られた後、すぐに電話がかかってきて、電話を持ち外へ


公園まで走ると、ブランコに座り、雄太に電話を掛け直す


雄太「もしもーし」


優しい雄太の声が聞こえて、涙が溢れ出す


雄太「どうした?愛?大丈夫か?今から行こうか?」


愛「いい‥」


痛くて辛くて、我慢できずに声を上げて泣く


雄太「愛大丈夫だよ?俺がいるから大丈夫だから落ち着いて?」


祖父の事を涙ながらに話した


雄太は話を最後まで聞いてくれた


雄太「今から会えないかな?愛の隣にいたい。」


柚菜(私だっていてほしいよ‥雄太にいてほしい)