柚菜〜初恋編〜

携帯を拾う和奈


和奈「だって、別にメル友がほしいなら、誰でもいいでしょ?」


柚菜「誰でもいいかもしれないけど、確実に私以外じゃん。私に紹介してって言ってきたんだから‥。」


柚菜は、携帯のストラップを、寂しそうに見つめる



和奈「でもさ、自分以外が雄太君と連絡するのは嫌じゃないの?」



柚菜「それは‥」



和奈「嫌でしょ?別に少し連絡して、嫌ならやめたらいいじゃん。とりあえず持ってて?はいっ」



携帯を渡され受け取る


和奈の携帯が鳴る


和奈「ごめん」


少し離れて携帯に出る


少しして戻ってくると、葵と今から会う約束をしていたらしく、待ち合わせ場所に着いた連絡だった。


和奈「ごめんね。行かないと」


柚菜「大丈夫だよ!待ち合わせ間に合うの?」


和奈「あそこにいる!」


階段の下を指差す


柚菜「あー!」



柚菜は、階段の下にいる葵に手を振る


葵は、少し照れくさそうに片手を軽く上げた


和奈「可愛い葵君」


和奈の頬がゆるむ


柚菜「早く行きな?楽しんできてね」



和奈「ありがとう!また連絡するね!」



嬉しそうに階段を下りる和奈


下に着くと二人は、仲良さそうに話しながら歩いて行く


柚菜は携帯を見る


雄太からメールが来ていた


【愛って呼んでいいのかな?俺は雄太でいいよ?】


罪悪感を感じる柚菜