柚菜〜初恋編〜

雄太「いやぁ」


雄太は、少し照れた様子で目線をそらす

柚菜「どうしたの?」


雄太「今、メル友流行ってるじゃん?」


柚菜「うん。そうだね」


雄太「だから、別に昨日の子じゃなくてもいいんだけどさ、誰かいたら紹介してほしいなって」



柚菜は、携帯のストラップを触る


雄太「だめかな?」


柚菜「わかんない。一応聞いてはみるけど」


雄太は、嬉しそうな顔をする


雄太「ありがとう!」



柚菜は頷き、教室を出てトイレに向かった。


ドアを閉めると泣きそうになり、天井を見る



柚菜「なんで‥」


苦しくて胸が痛い



授業の始まるチャイムが鳴る


鏡を見る


柚菜「しっかりしなさい!」


自分の顔を両手でパチンと叩く



教室に戻り、自分の席に座る


授業が始まるが、集中出来ない


窓の外に目線をやる


三年生が体育の授業中


ボケーっと眺める


その後、帰るまでの記憶があまりない



家へ帰ると和奈に電話をする


柚菜「もしもし‥」


和奈「どうした?」


言葉が詰まる


和奈「まだ夕方じゃん?時間ある?」


柚菜「あるけど」


和奈「渡した携帯持って神社集合ね」


柚菜「今から?」


和奈「うん。とりあえず神社で待ってるから」



柚菜は携帯を持ち、神社に向かう