柚菜〜初恋編〜

ゲームセンターを出た柚菜は、ウキウキしていた。


雄太「どうした?なんか楽しそうじゃん!」


柚菜「今から携帯買ってもらうんだ」


夏美「そうなんだ〜じゃあ電話番号教えとく」


夏美は、カバンから紙を取り出して、自分の番号を書き出す


夏美「雄太は?」


紙を雄太に渡すと、雄太も番号を書く


夏美「雅樹のは‥いらないか」


笑いながら、雄太が書き終わった紙を柚菜に手渡す


柚菜「ありがとう!買ったら連絡するね」


みんなと別れた柚菜は、待ち合わせ場所へ小走りで向かう



柚菜は帰りがけに、親と待ち合わせて携帯を買ってもらう事になっていた。



携帯ショップの前に着くと、母親が待っていた


少し不機嫌そうな顔をして、柚菜を見ると携帯ショップに入る


柚菜も走って中に入る



母親「どれにすんの?」


二種類の色がある


銀色とピンク色


柚菜は、ピンク色を指差す


母親は携帯を持ち、カウンターに向かう


少しして、携帯が入った紙袋を手に取ると、無言で柚菜に手渡す


母親は、足早に外に出て行く


柚菜は後に続き外に出ると、男が迎えに来た車に母親は乗り込んだ。


柚菜「ありがとう‥」


母親に声をかけたが、母親はチラッと柚菜を見ただけで、車は走り去っていった。



柚菜は携帯の紙袋を、ギュッと握る


柚菜「さあ帰ろう。」