柚菜〜初恋編〜

15分くらいバスに乗る


降りると、目の前には海が広がっていた。


夏美「海だー!」


鈴木「行こうぜ!!」


雄太「だなっ」


みんなのテンションが高くなる



砂浜に荷物を置き、靴と靴下を脱ぎ、海へと走る。



柚菜は、荷物の近くにあった流木に腰を下ろし、カメラをみんなに向ける


カシャ


カシャ


写真を撮る



雄太がゆっくり歩いて来て、柚菜の横に座る


雄太「遊ばないの?」


柚菜「写真撮ってた。すごくいいなって思って」


柚菜は優しく微笑みながら、みんなの方を見る


雄太「なんかこっから見ると、いい感じ」


柚菜「ねっ」

二人は顔を見合わせて笑った。


雄太の顔が凄く素敵で、柚菜はカメラを向け、シャッターを押す


カシャ


雄太「なんだよ急に〜」


柚菜「素敵だったから、つい」


柚菜は、自然に口に出た言葉にハッとして耳が赤くなる


雄太「素敵って」


雄太は笑い出す


雄太「久々に話せたな」


柚菜「確かに‥久々な気がする。なんかごめんね」


雄太「普通に話したいよ俺は。」


雄太が柚菜を見る



夏美「イチャついてないで早くこっちおいでよー」


雄太「行こう!?」


柚菜「うん」


、柚菜と雄太は、裸足になり海へ走る



柚菜は、久々に声を上げて笑った気がした