ふたり、イケナイコト。

だから大丈夫と私の疑問を解消してくれたからいいんだけど、最後
最後重大なこと言ってたよね

ついに咲耶の恋が成就するんだ
両片想いがはれて両想いになるんだね

よかったよかったと思って安心しきっていた時だった
ガチャリと扉の空く音がした


「こっち」

「…っ!」


扉と畳部屋を仕切るふすまが開く前にドライヤーの電源を切ると八尋くんは私の手を引いた


「何してんの」

「よそだと寝るまでに時間がかかるからさころんでおこうかなって」

「ふーん、まいいけどさ。突っこんでいいのかわからないけど、それ何」


ぎくり
多分この声は安武くん
鋭い指摘だよ...

彼は異様に膨らんでいる八尋くんの布団が気になったんだと思う
バレちゃいそうなどきどきと八尋くんに近すぎて高鳴る鼓動の音が布団から聞こえてないか心配になる
だってその布団の中にいるのは私だから。彼の手はきゅっと私の腰にまわってて密着状態


「これは俺のかわいー抱き枕。ないと寝れねーの。安武は売店行くっつってなかったか?」

「財布忘れちゃっててさ。あったあった。」