ベッドの上で、優依が腕枕をしながら、私の髪を撫でていた。 しばらくして、優依は体を起こして服を着替え始めた。 「優依?」 「送って行くから」 優依は、私の方を見てニコッと笑った。 そして私の頭を撫でると、寝室を出て行った。 イヤ…。 優依と離れたくないよ。 ずっと傍にいたいよ。 どうして楽しい時は、時間が経つのが早いんだろ…。 私は、手で顔を覆い、声を殺して泣いた。