「ホントは聞きたいんだろ?俺の願い事」


「聞きたくない!」


「素直じゃねぇなぁ」


「どうせ私は素直じゃないですよ!」



私は、降り続く雪を見ていた。


ホントは聞きたいのに…。
聞くのが怖い。


だって…。
もし『元カノと寄りを戻せますように』だったら…。
どうするよ?



"ガタンッ"



先生がイスから立ち上がり、中腰になると、
窓の方に向いてた私の耳元に近付いてきた。