【先生×生徒シリーズ】青い月②─先生と私 その後の物語─



「どこ行きたいか決めたか?」



優依が前を向いたまま聞いてきた。



「その前に…お腹空いたんですけど…」



私がそう言うと、優依は車のデジタル時計をチラッと見た。



「何食いたい?」


「じゃー…イタリアン!」



優依の方を向いて言ったら…。



「却下」



だって…。



「何で~?」


「イタリアンは夜食わしてやるから。他のもんにしろ」


「え~。今食べたい!」


「夜まで我慢しろって!」


「じゃーいい!」



私は、プイを優依と反対方向を向き、窓の外を見ていた。


却下するなら聞かないでよ!