【先生×生徒シリーズ】青い月②─先生と私 その後の物語─



「ねぇねぇ。どこ行くの?」



車の中─。



私は、運転してる優依に言った。



「さぁな」


「さぁなって…。どこに行くか考えてないの?」


「あぁ」



タバコのボックスに手を伸ばす優依。



「海璃の行きたいとこに連れて行ってやるよ。誕生日だからな。俺って優しい彼氏だと思わねぇ?」



優依がチラッとこちらを見て言った。



「はぁ?何自分で言ってんのよ。性格最低でドSだし、おまけに暴力振るうし」


「それが俺の愛情表現なんだよ。てか、暴力って何だよ。デコピンは暴力のうちに入らねぇぞ」


「私の中では入るんですぅ」



ホントは優依のことが大好きなんだけどね…。