しばらく腕枕してもらって、優依はベッドから上半身を起こすと、服を着始めた。 そしてベッドに座ると、タバコを吸い始める。 「ねぇ…」 「ん?」 「私も服着たいんですけど…」 「着たら?」 「向こう行ってて」 「俺に全て見せたくせに?今更、恥ずかしがってどうすんだよ?」 優依は振り向くと、私の顔を見て笑った。 「あっ!あれはあれで、これはこれなの!」 「はいはい」 優依は、めんどさそうに言うと、 タバコを咥えたまま寝室を出て行った。 私も服を着ると、寝室を出た。