「ねぇねぇ」



私は、テレビを見ていた優依の肩を後ろからツンツンつついた。



「んー?」



優依がテレビを見ながら返事をする。



「雪合戦しよ?」


「はぁ?」


「しようよ~」



私は、優依の肩を揺さぶった。



「やらねぇ。しかたかったら1人でやれば?」


「1人でどうやるのよ!ねぇやろうよ~」


「しない」


「やろ?」



私は、テレビを見てた優依の前に顔を出して、笑顔で言った。



「可愛くて言ってもムダ」


「いいじゃ~ん」


「…ったく!10分だけだからな!」



優依はそう言うと、めんどくさそうに立ち上がり玄関に向かった。



「わ~い!」



私も優依に着いて玄関に行った。