「それから…。俺の服に鼻水をつけた罰として、今日も泊まること。いいな」


「へ?」



まぬけな声を出した私。



「何、まぬけな声出してんだよ」



私は、口を開けたまま何も言えなかった。
何も言えない代わりに、拭いたばかりの目と鼻から
また涙があふれ、鼻水が垂れてきた。



「あぁ!もぅ!何で泣くんだよ!泣いたら何でブサイクになるんだよ!もっと美しく泣けよ!」


「ブサイク…で…悪かった…わね…」



優依ともう1日一緒に過ごせる嬉しさ。
その嬉しい感情が湧き上がってきて、
胸からお腹にかけてキュンキュンしていた。