"ガチャ"


玄関が開く音がして、リビングに誰か入って来た。


私は、目だけでチラッとリビングに入って来た人を見る。


そこには、コンビニの袋を持った優依が立っていた。



「何してんの?」



優依が私の前に膝まついた。



「だって…優依がいなかったから…」


「寂しかった?」


「ん…」


「可愛いヤツ」



優依は私の頭をクシャクシャと撫でた。