「大袈裟だな。そんなに強くしてねぇぞ」
「めっちゃ痛いって!この暴力教師!」
性格最低でドSだけだと思ったら、
それプラス暴力教師でもあったか…。
「はいはい。何とでも言ってくれ。てかさぁ…今何時だと思ってんの?」
「何時?」
私は、おでこを押さえたまま優依に聞いた。
「もう10時だ」
「まだ10時じゃない!休みの日くらいゆっくり寝かせてよ」
私はそう言うと、またベッドに横になった。
「そうはいかねぇんだよ!」
優依はそう言うと、布団を思いっきり剥ぎ取り、私の腕を引っ張った。
「鬼!」
私は、文句を言いながらベッドから出ると、リビングに行った。



