「………きろ!……起きろよ!」



遠いところで声がする…。
誰?


私は、うっすら目を開けると、そこには優依の顔があった。



「うわぁっ!」



私は、思わず大声を出してしまった。
そして体を起こした。



「いつまで寝てんだよ!」



"パチン"



優依が私のおでこにデコピンしてきた。


おでこにジンジンと痛みが広がる。



「いったーーーーい!!」



私は、おでこを両手で押さえた。