一応、持って来たボストンバッグの中から、
パジャマを取り出すと、それに着替えた。



持って来て良かった。



パジャマを来て、メイク落としを取り出すと、私は寝室を出た。


リビングのソファーに優依が横になっていた。



「どした?やっぱ怖くて寝れないんか?」


「違うわよ!メイク落とそうと思って」



私は、洗面所に行き、メイクを落とした。



「化粧落としても変んねぇな」



リビングに入った時に、優依が私の顔を見て言った。



「メイク落としたらどうなると思ってた?」


「ん?目が小さくて、眉毛はマロみたいで…」


「何それ?」



私は笑いながら言った。



「女って、化粧を落とすと、皆そうなるんかなぁって…」


「失礼ね!今までどんな女と付き合ってきたのよ!もう寝るね。おやすみ」


「あぁ」



私は寝室に入ると、ベッドの上に横になった。


優依の香りが染み付いた布団に枕。


それだけで胸がドキドキする…。


私って…変態かよ…。


寝よ。



そして私は深い眠りについた。