外は、雪が降っていた。
学校を出た時よりも、もっと降ってて積もっていた。
「今、運転したら間違なく事故る自信あるし…」
優依は、私の後ろに立って、窓の外の雪を見ながら言った。
「明日休みだし、今日は泊まっていけ」
優依が私の頭をポンポンと軽く叩いた。
「うん」
「海璃はベッドで寝たらいいからな」
「優依は?」
「俺はここで寝るから」
「一緒に寝てくんないの?」
「怖いのか?」
優依が笑いながら言った。
「怖くなんかないわよ!」
そう意味で言ったんじゃないのに…。
もういい!
私は、優依の脇をすり抜けると、寝室へ向かった。



