私はベッドから出ると、思わず優依の背中に抱きついた。 「どうした?」 優依が優しく言う。 「んー?抱きつきたかっただけ」 私は、優依の温かい背中に頬をくっつけた。 優依?ドキドキしてるのわかる? 「なぁ?」 優依は、タバコを灰皿に押し付けた。 「ん?」 「そんなことされたら…我慢できなくなるんですけど…」 「えっ?」 私は驚いて、優依の背中から顔を離した。