意外だった…。
絶対に、処女はめんどくさがれると思ってた。
特に優依は、性格最低だし…。
しかもドSだし。



「意外だと思った?」



優依が言った。


私は無言で首を縦に振る。



「俺、好きな女しか抱いたことねぇし。てか、好きな女にしか反応しねぇし」


「そ…そうなの?」


「あぁ。前に言ったろ?好きになったら一途だって」



優依は、ベッドの脇に座ると、
サイドテーブルに置いてあったタバコに手を伸ばし、
1本口に咥えると、火をつけた。


俯いてタバコを吸う優依。
華奢だけど大きな背中。


優依を見てるだけでドキドキする…。