私の耳に届いたのは…。


優依の荒い息遣い…じゃなく…笑い声…。


ゆっくり目を開けると、優依は私を見て笑ってる。
しかも…また大爆笑。



「なっ!何!」


「俺が本当に襲うと思った?」


「えっ…それは…」



私は、優依から視線を外して言った。



「もしかして…初めてだった?」


「…だったらどうなの?めんどくさい?」


「めんどくせぇなんて思うわけないだろ?まぁ中にはそういう男もいるかもしんねぇけど。でも俺は、好きな女が初めてだったら嬉しいけどな」


「そうなの?」



私は優依の目を見て言った。