「何叫んでんだよ!近所迷惑だろ?」 そう言いながら、ジャージ姿の優依が入って来て、 部屋の電気をつけた。 「だって…だって…」 今にも泣きそうな私。 「言っとくけどなぁ。襲ってねぇぞ。お前が、いきなり倒れるからベッドに寝かせただけだ」 「へっ?」 涙がひいていくのがわかった。 「何、まぬけな声出してんだよ」 そうなんだ…。 私の勘違いだったんだ…。 安心したって言うか…ちょっと残念だったかも…。