固まって動けない私。


すると優依は、私から離れて大爆笑。



「海璃の反応、すっげーおもしれー」


「ちょっと!笑うことないじゃない!それに食器割れたのに、大丈夫?の一言もないわけ?」



振り返り優依に怒鳴った。



「わりーわりー。大丈夫か?」



優依が笑いながら言う。



「今更、遅いわよ!」


「でも、海璃をからかってるとおもしれー」


「面白くない!」



私は、キッチンに置いてあったタオルを優依に投げ付けた。


そして、割れた食器を片付けて、また食器を洗い始めた。


優依なんか…嫌い!


優依って絶対に、好きな子をいじめるタイプよね。