住宅街にあるアパート。


優依は、駐車場に車を止めた。


車から降りて、優依の後を着いて歩いた。



3LDKの部屋。


優依とタバコの香りが混ざった部屋。


部屋の中は…。



「汚い…」



私は、リビングの中を見て呟いた。



「しょうがねぇだろ?男の1人暮らしなんだから」



テーブルの上には、ビールの空き缶が散乱。


灰皿には、タバコの吸い殻がてんこ盛り。


床には、服が散乱。


キッチンのシンクには、食器がてんこ盛り。


これ、いつの食器ですか?って思わず聞きたくなるくらい汚い。


今が夏じゃなくて良かった。