私は、助手席から見える景色を見ていた。
普段は、真面目に淡々と笑顔を見せず授業をする優依。
もし…もしもだよ。
エッチする時には、どんな風になるんだろ…。
ドSで性格最低だから、言葉責めが激しいとか?
変なこと言われたり、言わされたり…。
それとも…めっちゃ優しいとか?
私の頭の中、妄想でいっぱい。
しかもエッチな妄想。
考えてたら、心臓バクバクだし。
顔も熱くなってきたよ。
「ダメダメ」
私は、頭を左右に振った。
「何がダメなんだよ」
あっ!
もしかして…私…言葉に出して言ってた?
「何でもないよ…アハハ…」
「変なヤツ。さっきから変な想像ばかりしてんじゃねぇの?」
「してないしてない」
「ふ~ん」
優依はタバコを咥えて火をつけた。