「また何か想像してんのか?
お前の頭ん中は妄想でいっぱいだな」



優依が鼻で笑った。



「そんなことないわよ!」


「ふ~ん…。で、俺んち来るの?来ないの?」


「行きます!行きます!ガンガン行きます!」


「何だそれ?」



いつの間にか雪が止んでて、夜空には月が出ていた。


今日は…青い月じゃない…。


やっぱりそう簡単には見えないのかな?