「雪、これ以上、積もるかなぁ?」 私は、窓の外を見ながら言った。 「さぁな」 「雪が積もったらさぁ。雪合戦したり雪だるま作ったりしたいなぁ」 優依が笑う。 「何、笑ってんの?」 「お前は、小学生のガキか!」 「いいじゃん」 私は、ホッペをプーと膨らませた。 「まぁ、そういうとこが可愛いんだけどな」 優依はそう言うと、私の頭をクシャクシャしてきた。 ドキドキする。 また私の心臓のドキドキはマックス。 顔が熱い。