「「あっ!」」



私と優依は同時に声を上げた。



金色の月が、ゆっくり青色に変わっていく。


あの時見た月と同じように、神秘的な青色の光を放つ月。



「見えたね…」


「あぁ」



私と優依は月を見ていた。


私の目に涙が溜まる。


優依が手をギュッと強く握ってくれた。



いつまでも…幸せが続きますように…。



私は心の中で祈った。