「海にでも行くか」 晩ご飯の後、ソファーに座っていた優依が言った。 「うん」 私は、晩ご飯の片付けをしながら返事をした。 晩ご飯の片付けが終わり、 私と優依は車に乗って海に向かった。 優依と初めて行って、初めて青い月が見えた、あの海へ──。