それからしばらくして、優依は無事に退院した。


退院した日に、私たちは市役所へ婚姻届を出しに行った。


今日から私は"藤本海璃"として、
優依と、これから産まれてくる子供と人生を歩んで行く。


事件のことを心配したママが、
マンションを売って、違うとこに家を借りようと言ってくれたけど、
優依がここでいいと言って、私たちはマンションにこのまま住むことになった。


優依の引っ越しも終わり、マンションでの新たな生活が始まった。