「それから…大事なお話があります」



さっきよりも更に緊張した優依の顔。



「海璃さんと結婚させて下さい!」



優依がキッパリそう言うと頭を下げた。


美咲さんは目を見開いてビックリしてる。


そりゃそうよね…。
ついこの間、彼氏って紹介したのに、もう結婚だもん。
ビックリするよね…。



「藤本さん…。ホントに海璃でいいの?」


「はい」


「娘の事…宜しくお願いします」



美咲さんも頭を下げた。



「ありがとうございます!」



優依が頭を下げたまま言った。


美咲さん…。
ありがとう。