「なぁ…海璃…」
「ん?」
私は、顔を上げて優依の顔を見た。
「俺さ…もし自分が結婚して子供が出来ても、絶対に自分の親と同じようにだけはなりたくないと思っててさ…反面教師ってやつ?」
優依が私の顔を見下ろした。
「何があっても、奥さんと子供は俺が守っていくって決めてんだ」
「優…依…」
「だからさ…。俺は何があっても海璃を一生守っていく。
もちろん俺たちの間に出来た子供もな」
優依の言葉に、見開いた目から涙がこぼれ落ちた。
優依の気持ちが嬉しかった。
私もね…。
私も優依と同じ思いだよ。
幸せな家庭を築きたい。
旦那さんと子供がいて、いつも笑いの絶えない家庭を築きたい。



