「その次に会ったのは、就職してからで…親父の葬式の時だった」
「えっ…」
「俺とおふくろを捨てた親父でも俺の親父には変わりないからな。それからは会ってなかったけど…まさかあんな形で会うとはな。ビックリしたよ」
「ねぇ…お母さんは?」
「おふくろは親父と離婚してから変わったよ。酒と男に溺れて、俺が学校から帰ると、男と最中だったことあったな」
「…今…は…?」
私は優依に恐る恐る聞いてみた。
「親父が死んだって聞いて、後を追うように…自殺だったんだ…」
私の目から涙がこぼれた。
手で口を押さえた。
優依にそんな過去があったなんて…。
何も知らなかった…。
優依…。
辛かったね。
苦しかったね。



