「この前、進路の話した時もそうだった。あれ9月くらいだったっけ?覚えてる?――あの時も、明日香が泣くから……伝えたかった事の半分も言えなかった。」
「――」
あの日の事。
忘れるわけないよ。
純ちゃんの夢を聞いた。
そしてあれから毎日、"離れたくない"って気持ちがどんどん増えていく…。
応援してあげなくちゃ――ダメなのに。
「――とにかく、泣き止んで?落ち着くまで隣にいるから。それからゆっくり話しよう。」
純ちゃんはそう言って、屋上のフェンスに寄り掛かり腰を下ろす。
それから私の手を引いて、同じ様に隣に座らせた。

