私だって純ちゃんを支えたい。

少しでも役に立ちたい。





『ありがと明日香。』


そう呟いた純ちゃんの声は、さっきより少しだけ明るくなった気がした。



「ありがとなんて、いいよ。私何もしてないし。」



『…明日さ、どこか行こうか?花火以来ずっと、明日香とデートしてないし。』



え?――デート?

デートなんてそんな、改めて言われると照れちゃう……。



「い…いいよ。毎日純ちゃんの部屋で会ってるし、そんな改めて…デートだなんて…///」



『明日香?何慌ててんの?』



「…いや、その…」



『まぁいいや。行きたいとこ、考えといて?明日決めよ?』



「…う、うん。」