その日の夕方。

私は部屋のベッドで一人悩んでいた。


あ〜どうしよう!!

確かに私だって知りたい!!
純ちゃんの好きな人?
いるとかいないとか、そんな話した事無かったし。

でも、なんて切り出そう。突然そんな事聞いたら"なんで?"って思われそうだし。まさか友季子の名前を出す訳にもいかないし。


あ〜〜!!!

物心つく前からいつも一緒だったのに、純ちゃんと恋バナなんてした事無かったんだよ!?

絶対変に思われる!!




グルグル同じ悩みを考えている内に、もう夜7時。

サッカーの部活を終えて家に帰っていてもおかしくない時間だ。


ベッドから起き、部屋のカーテンを開け隣の家を見てみた。

純ちゃんの部屋、明かりがついてる。



あれこれ悩んでも仕方ないから、とにかく純ちゃんの家に行く事にする。