「純ちゃん!私一人で待ってられるから!純ちゃんは戻っていいよ?」 前を歩く純ちゃんに話しかける。 すると 「――別に俺も見たくないから。気にすんな。」 振り返って、優しさに溢れた笑顔をくれる。 ――もう。 またそんな顔。 昨日の今日だから、必要以上に意識しちゃうよ。 ドキドキしながら 「…ありがと。」 と呟いた。