ピピピ ピピピピ

――――――


「…もうちょっと…」


さっきから鳴り続ける携帯のアラームに独り言を呟く。


まだ眠くて、身体を起こす事が出来ず、もぞもぞと頭から布団をかぶりなおす。




――――――


「おはようございま〜す」

「あら?純君、おはよう。毎朝悪いわねぇ。明日香いつも通り部屋だから、お願いね。」


「わかりました♪」



そんなやり取りがかすかに聞こえてきた…


まだここ(布団)に居たいのに……


トントントントン


純ちゃんの階段を上がる足音が聞こえてきて、


――ガチャ

バタン!!


「こら〜!!あ〜す〜か〜!いつまで寝てる気だ!!」