「徹さん?」
先生の電話の相手は
体育教師だった
大学の先輩だったらしい
先生の憧れの存在で
同じ学校に就職したらしい
久々の電話だったらしく
乱れた服のまま
先生は嬉しそうに電話で話をする
俺は
先生から離れて
ベッドに横になった
苛々する
今は俺と先生が
そういう関係をもっているのに
先生は
俺より徹とかいう男のほうがいいんだ
「え?
今から…でも…
ううん、外にいるけど」
ベッドで横になっている俺を
気にしているのか
先生の視線を感じた
俺は先生に背を向けたままでいた
先生がどっちを選ぶのか
気になった
たぶん
体育教師を選ぶ
俺より
憧れの先輩のほうが優先順位なんだろ?
「ごめん
すぐには行けないの」
先生の言葉に俺は驚いた
断る?
憧れの先輩だったんだろ?
まだ好きなんだろ?
俺が振り返ると
先生は電話を切ったあとだった
先生の電話の相手は
体育教師だった
大学の先輩だったらしい
先生の憧れの存在で
同じ学校に就職したらしい
久々の電話だったらしく
乱れた服のまま
先生は嬉しそうに電話で話をする
俺は
先生から離れて
ベッドに横になった
苛々する
今は俺と先生が
そういう関係をもっているのに
先生は
俺より徹とかいう男のほうがいいんだ
「え?
今から…でも…
ううん、外にいるけど」
ベッドで横になっている俺を
気にしているのか
先生の視線を感じた
俺は先生に背を向けたままでいた
先生がどっちを選ぶのか
気になった
たぶん
体育教師を選ぶ
俺より
憧れの先輩のほうが優先順位なんだろ?
「ごめん
すぐには行けないの」
先生の言葉に俺は驚いた
断る?
憧れの先輩だったんだろ?
まだ好きなんだろ?
俺が振り返ると
先生は電話を切ったあとだった

