清は右手にカッターナイフを持っていた。 イジメっ子の拳が振り下ろされる寸前でカッターナイフを振り上げていたのだ。 カッターの刃はイジメっ子の拳をかすめて、血が流れていた。 イジメっ子は蒼白になって血の流れる腕を抑えている。 「本を返してくれる?」