利秋のことが怖いのか、清は視線をそらしてうつむいた。
「それでも俺たちを助ける意思があるからここに来てんだろ!」
利秋の怒鳴り声に今度は清が体を震わせて、床に座り込んでしまった。
「ちょっと、こんなときにそういうのやめなよ」
郁が利秋を止めに入ると、利秋は軽く舌打ちをしてそばを離れた。
そしてまた窓の外の化け物を見下ろす。
「とにかく、警察に連絡してみよう。スマホを貸してくれ」
先生に言われて美麗がすぐに自分のスマホを取り出した。
すでに自衛隊が学校に取り残されている自分たちに気がついているのだから、連絡しても無駄かもしれない。
それでも、なにか指示を得ることができれば次の行動をとることもできる。
「もしもし、警察ですか? こちら渡丘中学校です……」
教室の隅へ移動して先生が電話している間、10人の生徒はみんな黙り込んでいた。
外はどんどん暗くなってきて、もうじき夜が来てしまう。
このままでは学校に泊まることになるかもしえない。
「それでも俺たちを助ける意思があるからここに来てんだろ!」
利秋の怒鳴り声に今度は清が体を震わせて、床に座り込んでしまった。
「ちょっと、こんなときにそういうのやめなよ」
郁が利秋を止めに入ると、利秋は軽く舌打ちをしてそばを離れた。
そしてまた窓の外の化け物を見下ろす。
「とにかく、警察に連絡してみよう。スマホを貸してくれ」
先生に言われて美麗がすぐに自分のスマホを取り出した。
すでに自衛隊が学校に取り残されている自分たちに気がついているのだから、連絡しても無駄かもしれない。
それでも、なにか指示を得ることができれば次の行動をとることもできる。
「もしもし、警察ですか? こちら渡丘中学校です……」
教室の隅へ移動して先生が電話している間、10人の生徒はみんな黙り込んでいた。
外はどんどん暗くなってきて、もうじき夜が来てしまう。
このままでは学校に泊まることになるかもしえない。



